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製錬部門:DOWAメタルマイン/キーマテリアルを生み出す高度な製錬技術で東アジアNo.1へ

事業内容

DOWAグループの基盤となる製錬部門を担うDOWAメタルマインは、貴金属銅事業、亜鉛事業、レアメタル事業の各分野での高い技術力を背景に、着実な事業展開を進めています。今後も積極的な投資で事業基盤を強化し、東アジアNo.1 企業を目指します。

事業トピックス

都市鉱山からレアメタル〜リサイクル原料対応型溶融炉が稼動〜

DOWA発祥の地である秋田県の小坂製錬を拠点として、銅、鉛、亜鉛などのベースメタルや貴金属、レアメタルを生産し、基盤産業として社会に貢献しています。近年は、海外から輸入される鉱石に加え、パソコンや携帯電話の電子基板など、いわゆる「都市鉱山」といわれる原料も、これまでの長い歴史の中で培われた技術を活かして積極的に処理しています。資源不足が叫ばれる中、リサイクルによる各種メタルの生産を通じて、循環型社会に貢献しています。

小坂製錬では、リサイクル原料対応型の新型溶融炉の商業運転を昨年から開始しました。この新炉では、多種多様なリサイクル原料や難処理原料、製錬中間産物、高金銀含有精鉱などを処理することで、有価金属の効率的なリサイクルと廃棄物発生量の低減により、資源循環型社会を実現するものです。私たちの暮らしの中にはパソコンや携帯電話などの多くの電子機器が使用されており、役目を終えた使用済みのものを含めて多くの有価金属や希少なレアメタル資源が眠っています。このような「都市鉱山」からの資源回収を積極的に進め、資源循環型社会の形成に貢献しています。

写真小坂製錬新炉

また、日本最大の亜鉛生産拠点である秋田製錬と小坂製錬との連携機能を強化し、世界一のフレキシブルリサイクル製錬コンビナートを構築していきます。さらに、これまで処理・回収ができなかった対象原料の幅を広げ、レアメタル類の資源回収と社会への再生供給を通して、資源循環型社会の一翼を担っていきます。

写真都市鉱山から金属リサイクル

写真

製錬業というと、海外にある鉱山から採掘された鉱石を大型船で遠く離れた日本まで輸送して製錬し、金属を生産するのが一般的ですが、私たちの小坂製錬では都市鉱山と言われるリサイクル原料から主に生産しております。これは、地球環境保全という点でとても重要なことです。従来の鉱石原料からの生産と都市鉱山からのそれと比較すると、希少金属の確保、自然環境への負荷およびライフサイクル全体でのエネルギー消費量低減といった利点があるからです。私達はこの金属リサイクル製錬を通じて、これからも地球環境にやさしい社会づくりに貢献していきます。


代表取締役社長 山ア 信男

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