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電子材料部門:DOWAエレクトロニクス/幅広い領域で業界トップを目指し、新事業を創出

事業内容

DOWAエレクトロニクスは、半導体、電子材料、磁性材料といった製品を供給し、市場のニーズにお応えしています。これらの高い技術力に支えられた製品群を基盤に、幅広い領域での業界トップを目指すとともに、積極的な投資による新規事業の開発を進めています。

事業トピックス

世界最高水準出力の 深紫外LEDチップを開発

写真注)紫外LEDは目に見えないので、
蛍光体で青色に変換しています。

DOWAエレクトロニクスは、現在市販されている紫外LEDよりも、さらに波長の短い「深紫外LED(波長325〜350nm)」の開発に成功しました。深紫外LEDは、樹脂硬化や光触媒、光造形、水浄化、殺菌など、幅広い用途が見込まれており、世界各国の企業から注目を集めています。

これまで深紫外線の発生源として使用されている、紫外レーザやガスランプなどに比べて装置の小型化が図れるとともに、長寿命で、消費電力も少ないことから省資源・省エネルギーにも貢献できると考えられます。現在、深紫外LEDの量産化に向けた試験を行っており、今後さらに短波長の深紫外LEDチップの開発にも取り組んでいきます。


電子回路にイノベーション〜低温焼成ナノ銀導電性インクの事業化〜

DOWAエレクトロニクスは、米国のPChem Associates,Inc.が開発したナノ銀粉をベースとする導電性インクの、日本およびアジア地区における独占販売権を取得し、事業化を進めています。

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この低温焼成ナノ銀インクは、120℃〜150℃という低い温度で、数十秒から1分程度加熱するだけで、高い導電性と密着性を持つ回路を形成することができます。さらに、高速印刷によるコストダウンが図れるだけでなく、従来困難であった紙やPET樹脂上にも回路形成ができるようになり、RFIDタグや電子チケットなどへの用途が拡大すると考えられます。また、大面積印刷に対応可能であることから、大面積ソーラーパネルなどへの応用も期待されています。

今後は、当社の保有するナノ粒子技術とインフラを駆使して、顧客のニーズに合致した製品の開発を進めていきます。

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2008年度にDOWAエレクトロニクス岡山では、重油から天然ガスに燃料を転換することにより 二酸化炭素を削減しました。また、省エネ用部品・材料として、深紫外LEDや金属ナノ粒子に加え、エコ家電用の窒化物半導体材料、太陽電池用の金属粉末(電極用)の開発を重点的に進め、地球温暖化防止に貢献したいと考えております。


代表取締役社長 大塚 晃

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