DOWAグループでは、人材を企業活動全ての基本とし、学歴差、年功差、男女差などに関わらず仕事を進める能力で評価することを定めています。その人材が最大限に力を発揮できるよう、様々な取り組みを行っています。
仕事と生活の調和を図り、従業員がそれぞれのライフスタイルに応じて能力を最大限に発揮できるよう、ワーク・ライフ・バランスの支援に向けた制度の充実や、働きやすい職場環境の整備を進めています。
当社では、業務の繁閑や特性に合わせた働き方ができるよう、コアタイム無しのフレックスタイム制度を導入しています。また、ボランティア休暇や一定の勤続年数ごとに取得できるリフレッシュ休暇制度のほか、子の看護休暇の有給化(5日まで)、育児を理由とした場合の転居を伴う異動の制限、育児費用の一部補助、ライフイベントに伴う休業制度など、法に定められている以上の支援策を整備しています。
従業員が心身ともに健康でいきいきと働けるよう、長時間労働の抑制や年次有給休暇の取得促進に取り組んでいます。本社が管理する勤怠システムではパソコンのログによる時間管理を行っていますが、一定の労働時間を超過した場合に管理者への改善計画の提出を義務付けています。また残業時間数に応じて産業医の面談を行っています。労働時間の適正化に向けて、ハード・ソフト両面からの労働時間管理に努めています。
DOWAグループでは、従業員の心の健康管理のため、自身のストレスへの気づきを促し、ストレスの原因となる職場環境の改善につなげるため、メンタルヘルスを自己診断できるストレスチェック・ツールを導入しています。高ストレス者の面接指導や職場環境改善計画の策定・実行等を通して、従業員のメンタルヘルス不調の未然防止に取り組んでいます。
DOWAグループでは、様々な価値観や考え方を持つ多様な人材がそれぞれの個性や能力を十分に発揮することが、企業の成長につながるという考えのもと、多様性の拡大に向けた取り組みを行っています。
当社では働き方において性別による区別はなく、国内外問わず、女性社員も製造や研究開発、生産管理、企画、営業といった幅広いフィールドで活躍しています。採用・昇格・昇進などにおいても同様に実力に応じた評価を行っています。
一方で当社は、男性社員に比べ女性社員の定着率が低いという課題があります。このため、女性の採用10年後の継続雇用割合を男性と同程度の8割以上にすることを数値目標として掲げ、達成に向けて取り組んでいます。
定着率を高める取り組みとして、フレックスタイム制度や育児にかかる費用補助、育児時短勤務の対象者を拡大するなど、両立支援の制度整備を行っています。また、女性社員向けのダイバーシティ・キャリア研修と管理職向けのダイバーシティ・マネジメント研修を実施し、教育・意識改革に取り組んでいます。
今後も、女性キャリア形成を支援しながら、男女関係なく、長く働きたいと思える会社を目指していきます。
当社の障がい者雇用については、法定雇用率を満たすよう受け入れ態勢を整え、障がい者の方々が働きやすく活躍できる職場環境づくりに取り組みます。
当社は、今後の労働人口の減少に対応するため、2021年から2025年までに、全グループ会社の定年を65歳へ延長することを決定しています。
また、定年後のセカンドキャリアに関する情報提供を目的として、一定年齢に到達した社員を対象としたライフプランセミナーを開催しています。