ESGライブラリ

地域社会との共生

DOWAグループは、社会分野の取り組みの中で地域貢献を重点施策として取り組んでいます。国内外の各拠点では、地域とともに歩み発展していくために、地域懇談会などのコミュニケーションやスポーツイベントなどの主催、工場見学やインターンの受け入れなどの地域に根ざしたCSR活動を積極的に展開しています。

方針

DOWAグループでは地域共生方針を定め、地域に根差し信頼される企業として、地域社会の発展と地域との信頼関係の構築に努めています。

取り組み

地域社会との共生への取り組み

噴火災害救助隊に保護具等を寄贈(インドネシア)

インドネシアでは、2021年末にジャワ島東部のスメル山が噴火し、大きな被害をもたらしました。PT Prasadha Pamunah Limbah IndustriとPT. DOWA Eco System Indonesiaは災害の緊急対応に役立てるため、噴火災害の救助隊へ、保護マスクや長靴、ヘルメットなどの保護具や、ショベルや手押しカートなどの作業用具類を寄贈しました。当社グループは地域に根差した企業として、災害時における様々な支援を通じて社会に貢献していきます。

噴火災害救助隊に保護具等を寄贈(インドネシア)

クリーンアップ活動(秋田県)

DOWAグループの秋田レアメタルでは、毎年全社員が参加し地域の清掃活動を行っていますが、2021年は新型コロナウイルス感染症の拡大防止に配慮し、少人数での活動となりました。

自転車通勤やマラソン等、地域の方々がよく利用される場所を対象とし、二重マスク、保護メガネ・シールド・つなぎ服・使い捨て手袋等、しっかりとした感染防止対策を講じて行いました。

クリーンアップ活動(秋田県)

次世代支援の取り組み

DOWAグループでは、事業を行う地域の発展に貢献するため、未来を担う子どもたちを対象とした地域貢献活動を積極的に行っています。

奨学金の支給

タイで廃棄物処理を行うESBEC社では、次世代育成として、地域の小中学校への奨学金、教員育成基金への財政支援、書籍の寄付、校外学習への支援などを継続して行っています。2021年度は、地元の7つの小中学校に通う70人の児童・生徒へ教育支援金としての奨学金を贈りました。その対象は経済的に厳しい児童・生徒を優先し、学ぶ機会を与えることを目的として、各校の校長先生によって選ばれています。

また、インドネシアで廃棄物処理を行うPPLi社では、地域の学校を対象とするEducation Programを策定しています。2021年度は、地域の5つの学校に8人の教師の派遣を行い、さらに5人の生徒に奨学金を授与しました。

学生向け工場見学会の実施(秋田県)

DOWAグループの工場では、毎年多くの教育機関や地域住民の方々を対象とした工場見学会を行っています。秋田県で家電リサイクルを行うエコリサイクルでは、5~6月にかけて、近隣の中学校4校に通う約160名の生徒の方々を受け入れました。本見学会は各中学校における教育の一環で、地元企業の見学・体験を通じて職業や地域に対する理解を深めるために毎年実施しています。見学では、リサイクルが資源を回収するだけではなく、環境や人々の健康を守るため最後まで確実に処理する重要性を説明し、環境保全と資源循環の両立について理解を深めていただく機会となりました。

学生向け工場見学会の実施(秋田県)

土壌浄化を行うエコシステム花岡では、11月、近隣の高校1年生35名の企業見学を受け入れました。本見学は、地元企業を実際に見ることで、働くことへの考えを深め、将来の進路選択に役立てるために高校から見学依頼があり、実施しました。当日は会社説明の後に工場見学を行い、土壌浄化を行う設備や、4月に操業開始した第2最終処分場に加え、家電リサイクル事業を行っているエコリサイクルの分解工場の見学を実施しました。幅広い環境事業の現場に触れ、仕事の内容や働くことへの理解が進むよう、学びの機会を提供しています。

地元の小学校に生物多様性の本を寄贈(岡山県)

DOWAグループは(公財)日本自然保護協会の生物多様性本箱寄贈プログラムを通じて、2020年9月に岡山市立福島小学校へ本100冊を寄贈しました。

本プログラムは、国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)が選定する「子供向け図書」(愛称:「生物多様性の本箱」)を全国各地へ寄贈し、生物多様性の理解、普及啓発を推進する活動です。DOWAホールディングスでは、本プログラムに賛同し、グループ会社であるDOWAエレクトロニクス岡山の社宅が学区とする岡山市立福島小学校へ寄贈を行いました。

地元の小学校に生物多様性の本籍を寄贈(岡山県)