ESGライブラリ

資源循環

DOWAグループでは、天然資源の消費を抑制するとともに、使用済みの資源の循環的利用を進め、持続可能な社会の実現に貢献しています。

資源循環における課題とDOWAグループの取り組み

鉱石などの天然資源は、消費し続ければいずれは枯渇します。リサイクルは資源の有効利用における一つの解決策ですが、金属を効率的に回収する技術、その過程で発生する有害物や非有害物を安全に処理するための技術とインフラも必要です。同時に、効率的にリサイクル原料を集荷する社会システムの構築、多種多様な原料を処理する手間やコストなど、リサイクルにも解決すべき技術的・経済的な課題が存在します。当社は、資源循環における様々な課題と向き合いながら、持続可能な金属資源の利用に取り組んでいます。

DOWAグループは、貴金属、家電、自動車、使用済み小型電池など幅広いリサイクル事業を展開しています。単一のリサイクルを断片的なチェーンで行うのではなく、保有設備や技術特性、拠点の地理的状況などを踏まえ工程を組み合わせることで資源効率性を高めています。

さらに、自社内の廃棄物処理や運輸、研究所などの各部門と連携することで、環境保全や安全性と両立させた資源の有効活用を進めています。

資源循環における課題とDOWAグループの取り組み

資源循環の3つのループ

SDGs 12:つくる責任・つかう責任DOWAグループでは、SDGsの目標の中で、「12.持続可能な消費と生産のパターンを確保する」が、最も密接にかかわっている領域であり、かつ目標達成に向けて大きな力を発揮し貢献できると考えています。当社の技術やリソースを通して資源循環に取り組むことで、目標12の達成を目指しています。

DOWAグループの資源循環には、大きく3つのループがあります。

1つ目は、自社内発生・自社利用で、当社の製錬や金属加工などの「製造事業」で発生した廃棄物を「環境事業」「製錬事業」でリサイクルしています。金属素材として販売するほか、当社の原料として再利用を行っています。

2つ目は、他社の製造工場の工程から発生する金属くずなどを受け入れて行うリサイクルです。当社の素材や部品を納める顧客工場からの場合は、受け入れた廃棄物を原料として再び活かすなど、新たな資源投入量の削減に繋がっています。

3つ目は、使用済みの最終製品のリサイクルです。家電リサイクルや自動車リサイクル、小型家電リサイクルなどを通じ、社会から幅広く回収された使用済み製品は、金属素材として再び社会に還元されます。
また、当社でリサイクルできない紙、鉄、アルミなどについては、他社のリサイクル工程を通して適切に資源化されるよう努めています。

資源循環の3つのループ

DOWAグループでは、このように自社の生産段階にはじまり社会から発生する廃棄物まで、3つのループを通じて限りある資源の有効活用に取り組んでいます。同時に資源循環における社会的責任として、適切な水処理、廃棄物の無害化、確実な最終処分など、リサイクルのあらゆる段階で環境負荷の最小化に努めるとともに、処理工程で発生する熱を蒸気や電力として活用するなど、環境保全と省エネルギーに配慮した持続可能な資源循環を目指しています。

廃棄物適正処理の推進

当社は長年リサイクル技術の向上に努め、金属の再資源化を通して循環型社会の構築に取り組んでいます。しかし、現実には、再使用も再生利用もできない廃棄物も存在します。廃棄物の焼却施設や最終処分場は敬遠されがちですが、設置できなくなれば廃棄物の行き先は無くなり、公衆衛生は保障されないことになります。技術的に安全な施設を整備し、適切な維持管理を行い、住民とのコミュニケーションを十分に行う廃棄物処理事業は、社会にとって重要な役割を担っていると考えています。

最終処分場は資源循環を土台で支える施設です。DOWAグループは、廃棄物の処理技術を高め、安全・安心を保証する信頼性を兼ね備えた、社会に必要とされる最終処分場の整備を続けています。