DOWA CSR報告書2017

安全Safety

DOWAグループは、事業を通じてCSR活動を推進するに当たり、労働安全衛生を最も重要なテーマの一つと考え、
「安全はすべてに優先する」との基本理念に基づき、さまざまな安全活動を展開しています。

CSR方針

  • 「安全はすべてに優先する」との基本理念に立ち、全従業員が自主的に活動に取り組み、安全衛生水準の向上を目指す
  • 労働災害を防止し、従業員の健康づくりを支援する

重点施策

担当者と地区会議の横串機能でレベルアップを図る

重大な労働災害を防ぐためには、軽微な災害の芽を摘み続けることが最も重要です。DOWAグループでは災害防止に向け、現在全社をあげてさまざまな取り組みを推進しています。

労働災害の発生状況

 DOWAグループ全体の災害件数は長期的に見ると減少傾向にあります。厚生労働省災害統計における同規模の事業所での数値と比較すると、度数率は1.15に対して1.08ですが、災害の程度を表す強度率については昨年度に引き続き、高い値を示しています。このことは重大な労働災害が発生しているためであり、これをなくすために、状況を全社で共有し、経営層から関係各所に緊急の安全通達を発するとともに、本質安全化に向けた取り組みを開始しています。

※従業員が100~299人(当社の各事業所における平均従業員数)の2015年度の災害統計確定値と比較

労働災害度数率の推移

グラフ

労働災害強度率の推移

グラフ
度数率 100万のべ労働時間当たりの労働災害による死傷者数をもって、労働災害の頻度を表します
強度率 1,000のべ労働時間当たりの労働損失日数をもって、災害の重さの程度を表します

DOWA安全活動

 2012年にスタートした「DOWA安全活動」は、2014年より本格的にグループ全社の取り組みとして展開し、現在では年間災害件数が半数程度に減少するなど一定の効果を上げています。DOWA安全活動は、トップダウン・ボトムアップ・全員参加をキーワードとし、10種類のテーマについて、より実効性の高い活動となるよう、さまざまな取り組みを進めています。中でも、各地区の活動メンバーが交流する「安全運動地区会議」と、事業会社の安全環境担当者が交流する「安全環境担当者会議」という二つの担当者間の交流の場と仕組みをつくることで、活動事例やアイデアの共有によるレベルアップや、指導力の向上を図っています。
 グループ内の事故事例に対しては、徹底的な反省と事故分析に基づき、人、設備、管理など多面的に対策を講じて全社で共有します。重大な労働災害の発生に当たっては、事業会社のみならずDOWAホールディングス環境・安全部門による安全監査を含めた再発防止の横展開を行っています。

安全活動のテーマ10種

縦と横のネットワーク

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危険体感教育

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危険体感教育安全職の職場巡視

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