DOWA CSR報告書2014

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CSR REPORT 2014

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トップメッセージ
経営者緒言

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私たちDOWAグループは、1884年の創業から今年で130年を迎えました。鉱山・製錬業から始まった当社の事業は、外部環境の激変に対応し、現在では5つのコアビジネスからなる独自の循環型事業に変化してきました。今後も刻一刻と変化するグローバル市場において、事業活動を通じてさまざまな社会課題の解決へ取り組んでまいります。

DOWA ホールディングス株式会社
代表取締役社長

山田政雄

事業活動を通じ、
国際社会が抱える
諸課題の解決に寄与する

変化に対応し、「成長の継続」を図る

世界経済は、米国や欧州では景気回復の動きが見られる一方、中国やインドなどの新興国については引き続き経済成長は続けているものの、成長率は鈍化しています。日本経済は、極端な円高水準の是正や政府の経済政策効果などにより、回復基調にあります。DOWAグループを取り巻く事業環境は、自動車やスマートフォン、新エネルギー向け製品の需要が伸長する一方、金属価格は総じて弱含み、円安基調の継続という状況にあります。その中で私たちは、中期計画Ⅴに沿って、生産性向上や受注拡大に向けた諸施策を着実に実行し、2013年度も増収増益を達成するなど、事業拡大を継続しています。外部環境が刻一刻と変化する中、今後も着実に、かつスピード感を持って、事業活動を進めてまいります。
私たちDOWAグループは、今年で創業130年を迎えました。秋田の地で鉱山・製錬から始まった当社の事業は、1980年代から事業環境の劇的な変化に伴う多角化や選択と集中を経て現在、5つのコアビジネスからなる独自の循環型事業に変化しています。こうした長年の経験を活かし、今後も不断の努力を続けてまいります。

改めて「安全最優先」を徹底

私たちDOWAグループのCSR方針は、企業統治、安全、環境、社会の4つを重要分野と位置付けています。とりわけ安全については、「安全はすべてに優先する」との基本理念に立ち、全従業員が自主的に活動に取り組み、安全衛生水準を向上させるべく、リスクマネジメントや全社安全教育などの施策を推進しています。特に2012年度に立ち上げた「全社安全運動プロジェクト」は、事業所を横断した地区単位での合同取り組みを進め、優れた取り組みの横展開を強化するなど、グループ全体のレベルアップに貢献しており、2013年度には海外にも取り組みの場を広げています。
安全に近道はありません。一人ひとりが今一度「安全最優先」を再確認し、経営トップをはじめ全員参加の取り組みを続けていきます。

サプライチェーン全体のCSR強化

私たちDOWAグループの事業活動がグローバルに成長するに伴って、サプライチェーン全体でCSRを推進する必要性も高まっています。2013年度は、国連グローバル・コンパクトの普遍原則を踏まえ、人権・労働安全や環境保全への配慮を織り込んで、CSR調達方針を改訂しました。また、金属製品を取り扱う当社にとって、責任ある鉱物調達の推進は重要な課題です。そのため当社は2012年度から、紛争鉱物に関する当社の考え方を公開し、当社の使用状況把握や原料調達先に対する調査実施のための管理システムを構築、第三者による紛争鉱物フリー製錬所認証の取得にも取り組んできました。
これらはいずれも、取引先との緊密な連携のもとで成り立つ仕組みです。当社は今後も、お客様が安心して当社製品をご利用いただけるよう、グループ全体でのリスク管理やモニタリング、教育を進め、サプライチェーン全体のCSR強化に引き続き取り組んでまいります。
このCSR報告書は、私たちDOWAグループのCSRに関する具体的な取り組みをあらゆるステークホルダーの方々にお伝えするとともに、社員一人ひとりが改めてCSRを意識し、考えることも目的としています。DOWAグループが事業活動を通じてさまざまな社会課題の解決を一層進めていくために、読者の方々の忌憚なきご意見を是非お寄せください。

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