CSR経営

DOWAグループでは、2012年度から始まる中期計画Ⅴに伴い、長期的な視野でCSR活動を推進するため、新たに「CSR方針」を制定しました。今後は、本方針に基づき経営と一体となったCSR活動をグローバルに強化していきます。

CSR方針

DOWAグループ「CSR方針」は、国連グローバル・コンパクトの原則を踏まえ、DOWAグループの企業理念と行動規範に則り策定しました。CSRの取り組みにおいては、この方針を従業員全員で共有、実践できるよう努めていきます。

Safety(安全)

・「安全は全てに優先する」との基本理念に立ち、
全従業員が自主的に活動に取り組み、安全衛生水準の向上を目指す

・労働災害を防止し、従業員の健康づくりを支援する

Environment(環境)

・お客様(顧客、地域など)に対し循環型社会の構築に寄与する製品・サービスを提供する

・事業活動における環境負荷、環境リスクを低減する

・経営陣から従業員に至るまで、一体となって環境保全活動に取り組む

・生物多様性に配慮した事業活動を行う

Society(社会)

・地域特性に応じた社会貢献を地元と一体となって推進する

Governance(企業統治)

・開かれた会社、透明感のある会社を目指す

・国際的な取り決めに配慮し、贈収賄などの腐敗防止に努める

・CSRに配慮した調達を行う

CSRの重点施策

CSR方針の制定時にISO26000の中核課題を元に自己評価を行い、方針の実践にあたりDOWAグループが優先的に取り組むべき重点施策を設定しました。これらの施策の実践を通じて、企業としての責任ある経営を推進します。

Safety(安全)

・リスクマネジメントの充実化

・全社安全教育の強化

Environment(環境)

・環境対応製品、新エネルギー分野での積極展開

・生物多様性調査及びガイドラインの策定

Governance(企業統治)

・内部統制及びガバナンスの強化

・CSR調達ガイドラインの策定

CSR

・ダイバーシティ、ワークライフバランス推進

・CSR教育の推進

コーポレート・ガバナンス

DOWAグループでは、社員の一人ひとりが「企業は社会の公器である」ことを認識し、法令を守るだけでなく社会の良識に則った活動を行うために、「DOWAグループ価値観と行動規範」を定めています。
また、内部統制活動を通じたコーポレート・ガバナンス(企業統治)の強化により、健全な企業経営を保証し、経営の品質と効率を高めるとともに、透明性の高い開かれた経営の実現に努めています。

図

内部統制活動

コーポレート・ガバナンスの強化を図るため、「内部統制システムについて」をグループ各社で制定のうえ、内部統制システムの構築と整備ならびに運用を進めています。
内部統制の整備運用の一例としては、会計業務における手順書や業務フローチャートによってミスや不正が行われるリスクの洗い出しを行うとともに、内部監査によるプロセスの監視・評価を行っています。2011年度は、前年度に引き続き重複する内部監査について実効性を損なうことのない範囲で統合を進め、監査の効率化を図りました。
また、新たにグループに加わった海外事業子会社などへの監査を通じて、行動規範や各種規程の整備など、各社における内部統制の状況や地元におけるCSR活動のヒアリングを行いました。
引き続きリスクマネジメントと仕事の効率化のために内部統制活動を推し進め、さらなる企業価値向上に努めます。

VOICE

写真
J-SOX推進委員と事務局メンバー

私たちは、金融商品取引法で求められている財務報告の適正性の確保を目的とした内部統制に、推進委員として携わっています。推進委員は監査において必要となる帳票の準備のほか、自社事業会社グループの内部統制を自己評価するなど、幅広い活動を行っています。私たちはこの活動を通じ、日々変化する業務には常に新しいリスクが生まれること、そして統制を通してリスクを低減する必要があることなどを学びました。とはいえ、あまり堅苦しく考えず、自然体で対応できるようになることが、実は最も期待されていることではないかと考え、頑張っています。

環境・社会目標と活動状況

DOWAグループは、CSR方針に基づき、さまざまなCSR活動に取り組んでいます。
2011年度は、新たにニッケルとスズの回収を開始したほか、排水からの砒素回収の研究成果について海外でも発表を行いました。環境・リサイクル事業、金属加工事業において、購入電力量を前年度並みに抑制したものの、環境・リサイクル事業における化石燃料消費量の増加により、国内CO2 総排出量は前年度比で2%増加しました。なお、CO2 排出原単位は同1%減となりました。

項目 目標および結果 評価 掲載
循環型社会の構築に寄与する製品・サービスの提供 ・ニッケル、スズの回収を開始 ・▽・ 詳細
事業活動における環境負荷、環境リスクを低減 ○温暖化対策
中期目標:2008~2012年度平均で2006年度比排出量10%削減
・CO2排出量 2009年度比14%増加
・CO2排出原単位 2009年度比10%減少
・_・ 詳細

○森林育成の推進

・既存森林の整備(間伐等):秋田県66.29ha(鹿角市21.5ha、小坂町44.79ha)

・新規植樹:秋田県8,600本、 岡山県122本

・▽・ 詳細
環境保全活動の促進

○温暖化防止・環境保全の啓発推進

・株主総会におけるうちわと保冷バッグの配布

・取引先を対象とする環境教育の実施

・エコイベント「親子環境教室」の開催(8月、本社)

・▽・ 詳細

○地域貢献活動

・「児島湖花回廊」育樹会(6月)、マラソン大会(11月)、植樹祭(12月)、さくらまつり(3月)を開催(岡山県)

・「小坂・ふるさとの森づくり植樹祭」を開催(7月、秋田県)

・DOWA杯クロスカントリースキー大会を開催(2月、秋田県)

・▽・ 詳細

○社外環境教育

・小学校での環境教育(千葉県)

・職場体験学習、校外学習の受け入れ(岡山県)

・▽・ 詳細1
詳細2

地球温暖化対応ビジョン

グラフDOWAグループでは、温暖化対策の目標について“2008~2012年度平均で、2006年度比10%削減する”という目標を掲げて事業計画に盛り込み、取り組みを進めています。これまで既存設備の省エネルギーの促進、発電施設やプラント更新のほか、燃料転換、再生可能エネルギー、バイオディーゼルの活用による削減などの取り組みを行ってきました。
2013年度以降の中長期目標については、現在検討を進めており、本年度中に策定の予定です。
長期的には、事業活動におけるCO2 の排出削減とフロン破壊処理事業などによる温室効果ガス削減への貢献により、事業での排出量と温室効果ガス削減の効果が相殺されるようなカーボンニュートラル企業を目指しています。

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DOWAグループのCSR

DOWAのCSR(企業の社会的責任)

トップメッセージ

特集1 DOWAグループのハーモニー ~DOWAグループはこんな会社です~

  • DOWAエコシステム
  • DOWAメタルマイン
  • DOWAエレクトロニクス
  • DOWAメタルテック
  • DOWAサーモテック

CSR経営

DOWAのエコプロダクツ

社会性パフォーマンス

特集2 海外に広がるDOWAグループ

社会との関わり

お客様との関わり

社員との関わり

環境パフォーマンス

特集3 DOWAグループのエネルギー活用の取り組み

環境パフォーマンス

マテリアルバランス

INPUT

資源等の循環的利用の状況

OUTPUT

主要工場環境データ

経済経営パフォーマンス

経済性報告・環境会計

外部経済効果 EEBE(R)

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アンケート結果

基本要件

第三者意見

編集方針GRIガイドライン対照表お問い合わせ/冊子版請求