INPUT

エネルギー

グラフ

電力

東日本大震災後の停電により一部事業所で操業停止がありましたが、2010年度の購入電力消費量は、1,115GWh(国内1,093GWh、海外22GWh)で、国内の購入電力消費量は昨年に比べ10%増加しました。これはおもに、秋田製錬における操業率の回復によるものです。
事業所内での発電量は、合計123GWhで、うち火力1GWh、廃熱68GWh、再生可能エネルギー54.8GWh(水力54.7GWh、太陽光173MWh)でした。なお事業所内発電量には岡山地区における製品製造事業から環境事業への電力供給を含みます。2010年度は、エコシステム千葉における廃熱発電量が21GWhと同事業所が外部から供給を受けた電力量の4倍に達したほか、太陽光による発電量は28MWh増加し、一般家庭における年間電力消費50世帯分に匹敵する量となりました。

〈 年間購入電力量の推移 〉
グラフ

燃料

2010年度の化石燃料消費量は、原油換算で108千kL(国内104千kL、海外3.5千kL)で、国内の化石燃料消費量は昨年に比べ4%増加しました。これはおもにエコシステム千葉において廃油・再生油の受入、難燃物の受入が増加したためです。またDOWAIPクリエイション、DOWAパワーデバイス、DOWAハイテックなどにおいて増産にともない燃料ガスの使用量が増加しました。国内の運輸関連での燃料は震災の影響により同和通運において減少し、2.7千kL と昨年に比べ219kL減少しました。

〈 年間化石燃料消費量の推移 〉
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※環境事業(国内)において過年度の廃油・再生油消費量の訂正がありました。

間接エネルギー

CO2(二酸化炭素)の排出量を削減するためには、エネルギーの使用量の削減と使用効率の向上が欠かせません。DOWAグループでは、水力・太陽光などの再生可能エネルギーの活用、省エネルギー型設備への切り替えや導入、また物流のモーダルシフトなどにより、エネルギー消費量の削減と使用効率向上を推進しています。

水資源

水使用量

2010年度の水使用量は購入水4.5百万m3(国内4.3百万m3、海外0.2百万m3)、自家取水77.6百万m3(国内分77.6百万m3、海外分は0.1百万m3以下)の合計82.1百万m3で、国内の水使用量は昨年に比べ6%減少しました。秋田製錬において冷却効率アップ、海水ポンプ運転台数減を実施し、DOWAグループ全体での水使用量が減少する結果につながりました。そのほか2010年度には、亜鉛加工品製造の水使用量5%削減、伸銅品製造における揚水量原単位削減、熱処理加工品における井戸水使用量削減などが達成されました。

〈 年間水使用量の推移 〉
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原料および受入廃棄物

2010年度の原料(素材、薬剤、部品、包装材など)量は785千t(国内769千t、海外15千t)で、国内の原料は昨年に比べ11%増加、2年前とほぼ同じ水準となりました。国内のバージン素材使用量は679千t、リサイクル素材使用量は91千t、熱処理受託品は56千tでした。秋田製錬、秋田ジンクソリューションズなどで素材(鉱石等)使用量が昨年に比べ増加したほか、DOWAサーモエンジニアリング太田工場などで熱処理受託品が増加しました。
2010年度の受入廃棄物量は1,255千t(国内1,034千t、海外221千t)で、国内の受入廃棄物量は昨年(1,040千t)に比べわずかに減少しました。国内の受入廃棄物の品目は廃油、廃アルカリ、汚泥、廃プラスチック、シュレッダーダスト、土壌などであり、廃アルカリ(非特別管理)が21%、廃油(非特別管理)が19%それぞれ増加した一方、土壌は36%減少しました。

〈 原料使用量の経年変化 〉
グラフ

〈 原料使用量の内訳 〉
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※原料の内訳について、海外事業所における分類は
日本国内における分類と異なるため国内事業所分のみ表示しました。

〈 廃棄物受入量の推移 〉
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〈 受入廃棄物の内訳 〉
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※受入廃棄物の内訳について、海外事業所における分類は
日本国内における分類と異なるため国内事業所分のみ表示しました。

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