DOWA CSR環境報告書2010 -Corporate Social Responsibility Report 2010-

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社員とのかかわり

安全・衛生

DOWAグループでは、事故防止と意識向上のために、労働安全衛生活動に関する教育を、社員や協力会社従業員に対して継続的に実施しています。特に環境・安全の教育が実務上不可欠な生産部門では、様々な訓練・教育のほかにリスクアセスメントや事故事例に関する勉強会なども実施しています。

写真安全パトロール

2009年度は、「他者の視点から見た安全安心」をテーマに、パトロールの実施とパトロール要員教育を目的とする「安全クロスパトロール」、環境側面からのコンプライアンスをISO14001と絡めて理解する「安全環境コンプライアンス研修」を実施しました。

【 DOWAグループの生産拠点における2009年度の事故災害実績について 】

厚生労働省災害統計における同規模の事業所での数値と比較すると、度数率は2.34に対し1.74、強度率については0.14に対し0.04となり、いずれも災害統計より低い値を示しています。
※従業員が100〜299人の2008年の災害統計確定値と比較。

コンプライアンス

従業員にとってより安心で快適な職場環境をめざし、従業員が職場における悩みなどを顧問弁護士に直接相談できる「DOWA相談デスク」を設け、社内ポスターなどで周知しています。取引先や協力会社とのより健全なパートナーシップを構築するため、DOWA相談デスクの窓口を社外にも広く開放し、取引先や協力会社も利用できるようにしています。

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再発防止に向けて

2009年3月に、岡山市により実施された、当グループのエコシステム岡山における焼却施設の排ガス測定調査の結果、ダイオキシン類濃度が排出基準値を超過していたことが判明しました。エコシステム岡山ではただちに焼却炉の操業を自主停止し、DOWAグループ技術メンバーによる改善技術委員会を設置しました。調査の結果、各種設備の不具合が重なったことによる原因を推定し、設備面、管理面ともに再発防止策を講じました。

2010年1月に、当グループの小坂製錬に対する関東東北産業保安監督部東北支部の排ガス測定調査時に、鉛乾燥炉における鉛排出基準値の超過が判明しました。小坂製錬ではただちに当該設備を自主停止し、原因究明を行いました。その結果、排ガス除じん設備の不具合により生じたものと推定されました。設備の整備により、排ガス中の鉛濃度は正常に復帰しました。その後、設備面、管理面ともに再発防止策を講じました。

両件については、地域の皆様にご心配をおかけし、また関係各所より多大なるご協力とご丁寧なご指導をいただきました。
今後は、実施した対策を確実なものとし、二度と同様の事故が生じないように、さらに事故防止策、安全対策を進めてまいります。

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