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CSRトピックス

森林管理と新規植林 生物多様性の確保を目指して

 森林は、CO2を吸収・貯蔵して地球温暖化を防止するほか、生物多様性の保全や洪水や渇水の緩和、水質の浄化、土砂の流出や崩壊の防止、木材の供給など様々な機能を有 しています。

 しかし、これらの機能が適切に発揮されるためには、単に森林が存在するだけではなく、地域特性に応じて必要な森林の管理を行い、樹木の生長とCO2の貯蔵能力を増加させるような維持活動が重要であるといわれています。

 DOWAグループは、全国に約1,600haの森林を所有していますが、このうち人工林(アカシア林、工場緑地など)を除く585haを対象として、森林管理計画を策定し、多様な生態系の保護とCO2固定能力の向上に努めています。管理計画には新規の植林のほかに、間伐などの着実な実施、森林の複層林化、長伐期施業などの活動が含まれており、健全な森林維持の促進に取り組んでいます。

 また、新規に7,700本の植樹を行ったほか、過去の鉱さいの堆積場や捨石堆積場などの現況の植生が貧弱な土地6ha余りについても、植生の回復を進めています。

概念図

 

CDMによる環境事業の充実 新たな温暖化防止プロジェクト

 今後さらに、岡山市における廃食油のリサイクルによるバイオディーゼルプロジェクト、フィリピンの養豚施設から発生するメタンガスを回収し、焼却処理やエネルギー利用を行うことで温暖化を防止するCDM(クリーン開発メカニズム)の事業の実施を予定しています。
 従来の環境事業にこれらの事業を加えることで、DOWAグループとしての環境事業の一層の充実化を図り、地球温暖化の防止に貢献していきます。

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